☆☆☆ 地震、そのときどうする!? ☆☆☆                            

           防災虎の巻                     平成15年度改正版

                                    豊田市自主防災会連絡協議会発行文書より


地震から、あなたと家族を守る準備を!

 
     大規模地震に対する備えは大丈夫ですか?

 いつ起きても不思議ではないといわれている東海地震、
今後30年の発生確率が50%程度とされている東南海地震などの大規模地震に対する備えをするとともに、
いざという時の【具体的な行動の目安】と【事前の備え】を今一度確認しておきましょう。

 豊田市は次の指定地域です。
    東海地震  :強化地域(平成14年4月に指定)
            強化地域とは、東海地震が発生した場合に著しい地震災害が生ずる恐れがあるため、
            地震防災に関する対策を強化する必要がある地域。

    東南海地震:推進地域(平成15年12月に指定)
            推進地域とは、東南海・南海地震が発生した場合に著しい地震災害が生ずる恐れが
            あるため、地震防災対策を推進する必要がある地域。

東海地震の「警戒宣言」が発令されたら?
【主な規制】
区   分 内     容
電話 一般電話は制限
鉄道 最寄の安全な駅に停車(震度6弱未満地域は、事業者が判断し運行継続可能)
バス・タクシー 運行中止(警戒宣言発令までは帰宅困難者を減らす努力をする)
一般道路 交通規制を実施
高速道路 強化地域内への流入を制限
小売店 耐震性を持つ店は営業可能
金融機関 オンライン稼動を除き営業停止
病院 耐震性を持つ病院は診療を継続

東海地震に関する”注意情報”が発表されたとき
保育園・幼稚園・小学校 状況により保護者に引継ぐ
中学校 集団下校

東海地震に関する情報と防災対策
 東海地震は唯一予知可能な地震といわれています。先般、東海地震関連情報の見直しが行われ平成16年
1月5日から以下の「◆新たな対応」が適用されます。

                            危険度

           小                                        
◆これまでの対応
情報名 解説情報 観測情報 判定会招集連絡報 地震予知情報
主な防災対応 ●特になし ●情報収集連絡体制 ●職員緊急参集 ●警戒宣言
●地震防災警戒本部の設置
●地震防災応急対策の実施
◆新たな対応                        (平成16年1月5日から)
情報名 東海地震観測情報 東海地震注意情報 東海地震予知情報
主な防災対応 ●情報収集連絡体制
(ひずみ計の異常が1か所で観測)
●準備行動開始の意思決定
●救助、救急、消火部隊、
 医療関係者等の派遣準備
●住民への広報
●児童、生徒の帰宅
(ひずみ計の異常が2か所
 で観測)
●警戒宣言
●地震防災警戒本部の設置
●地震防災応急対策の実施
(ひずみ計の異常が3か所
 以上で観測)
ひずみ計・・・東海地震の震源域19か所に気象庁が設置している観測機器で、地殻のわずかな伸び縮みを
        観測することができる。

東海地震に関する情報発表後は
●テレビやラジオからの正しい情報を聞く。
●避難場所を確認する。
●食料・水野準備をする。
●倒れそうな家具は倒しておく。
●ガラスにテープを貼る。飛びだしそうな食器は食器棚から出しておく。
●非常持出袋を準備する。
●身軽な服装に着替える。
●トイレの水の確保のため風呂に水を貯める。
●様々な規制に応じた行動をとる。

 最も大切なことは
          事前の備えと 正しい知識 冷静な行動です。


0分から2分
――――― 地震発生 ―――――
●落ちついて行動する。・・・ガスの元栓を閉める。 コンセントを抜く。
●頭や身を守る。・・・転倒の恐れのある家具等から離れ、机の下に身を隠す。あわてて外に飛び出さない。
●可能なら火を消す。
●玄関などを開け逃げ道を確保する。

2分から5分
――――― 揺れがおさまったら ―――――
●山・がけ崩れの危険がある地域に住んでいる人は避難する。
●火が出ていたら初期消火する。
●家族の安全を確保する。
●玄関などを開け逃げ道を確保する。
●ガラスが割れていたら靴を履く。
●余震に備える。
●自宅を点検する。
 ◎倒壊の恐れがあれば避難する。

5分から10分
――――― 少しおちついたら ―――――
●自宅の備蓄品を確認する。
●ラジオなどで正しい情報を収集する。 FMとよた 78.6MHz
●電話は極力使用しない。
●避難に車は使用しない。
●避難する場合にはブロック塀、自動販売機、ガラスに注意する。
●自宅から避難する場合はガスの元栓を締め電気のブレーカーを切り、自分の行き先が分るようにする。
 ◎玄関に行き先を書いたメモを残す。

10分から半日
――――― おちついたら ―――――
●自宅周辺の安全を確認する。
 ◎危険な建物(倒壊しかけた家屋等)には近づかない。
●隣近所の人の安否を確認する。
 ◎消火や救出・救護に協力する。
●避難は徒歩または自転車で。
●デマにまどわされない。

半日から3日
――――― 自助努力(自力でしのぐ) ―――――
●自宅の備蓄品でしのぐ。
 ◎3日分の食料・飲料水は備蓄しておく。
●地域の人と協力する。
●困っている人を助ける。

――――― 避難生活になったら ―――――
●避難者が主体で運営する。
●ルールを守り助け合う。
●自分でできることは自分でやる。
●災害時要援護者に配慮する。
●時には我慢も必要である。
●生活情報を収集し復旧に向け努力する。

「警戒宣言」が発令さてたあと
これはダメ! こうしよう!
×すぐに避難行動をとる。 ○落ちついて,冷静に。
×勝手な判断や推測をする。 ○公共の正しい情報を聞く。
×推測で他人に話をする。 ○デマを自分で作らない。
×あちこちに電話する。 ○必要最低限にする。
×買出し、買い占めに走る。 ○パニックを引き起こさない。
×車で用足しをする。 ○できるだけ徒歩か自転車で。

 阪神・淡路大震災では約8割が建物倒壊や家具の下敷きによる圧死でした。
まず「家を安全!
」にするよう心がけましょう。
 豊田市では次のような助成を行っています。

●木造住宅無料及び1/2補助の耐震診断制度
 (自宅の耐震性を知り、補強しましょう)
●木造住宅耐震改修補助制度
 (上記耐震診断の結果により工事費の1/2かつ60万円を上限として補助を行います)
●ブロック塀等撤去奨励補助金制度
 (危ないブロック塀等を撤去して、安全なまちづくりをしましょう)

 以上の問い合わせ:豊田市役所 建築相談課 пF0565―34―6649

●災害防止事業資金融資制度
 (災害防止のための工事等に低金利で資金融資します)
 問い合わせ:豊田市役所 防災対策課 пF0565―34―6750


「家を安全!」にしたら、次は「部屋を安全!!」にする。
●家具の転倒防止
 (床、壁、天井等の強度を確認した上で、固定金具を使って家具を固定する)
●ガラスの飛散防止
 (飛散防止フィルム等を貼る。カーテンでも飛散防止の効果がある。)
●厚手のスリッパを使用する

いざという時のために、非常用品の準備
 避難する時に持ち出す最小限の必需品
リュックなどに入れておく

○非常食(カンパン等)
○貴重品(現金等)
○懐中電灯
○救急医薬品
○飲料水(ペットボトル)
○携帯ラジオ
○衣類(下着等)

 災害復旧時まで自活するため最低3日分
取り出しやすい場所に保管

○食料品と飲料水
○生活用品
○生活用水(風呂のため水)
○燃料(卓上コンロ等)


実際に、災害時に役に立ったもの
@ラップ
Aビニール袋
B新聞紙
Cトイレットペーパー
Dガムテープ
Eウエットティッシュ
F手袋・軍手
G10円玉
H使い捨てカイロ
Iビニールシート
Jアルミ箔
K紙皿
L生理用品
M粉ミルク
N帽子
O筆記用具
Pライター
Q乾電池
R笛
               (順不同)

地震対策5ヶ条

1、家族で話し合い災害時の集合場所や連絡方法などを決めておきましょう。
2、耐震診断を受け家屋が大丈夫なら家庭内の家具、電化製品の転倒防止対策を行い、ガラスの
  飛散防止対策をしましょう。
3、家族人数の3日分の食料及び飲料水を家庭で備蓄しましょう。
4、いざという時に持ち出せる非常用持出し袋を用意しましょう。
5、隣近所との付き合いを大切にし、防災訓練などには積極的に参加しましょう。


万一に備えて”我が家の防災メモ”を作っておきましょう!
【家族のこと】
 ○氏名
 ○血液型
 ○職場や学校名など

【家族の避難場所】
 ○家族が離れたときの集合場所

 ○地域で決められた一時避難場所
  ・第三自治区集会所(サンサンハウス)
  ・ふたつやま公園

 ○最寄の指定避難場所
  ・五ヶ丘小学校
【緊急連絡先】

連絡先 電話番号
火事・救急(消防署) 119
警察 110
豊田市役所 31―1212(代)
豊田市上下水道局 同 上
電気会社
ガス会社
掛かりつけの病院等

【豊田市の災害関連情報】

テレビ
 ひまわりネットワーク   6ch・21ch

ラジオ 
 ラジオラブィート      78.6MHz

NTT災害用伝言ダイアル「171」
 家族や友人の安否確認に便利です。
災害用伝言ダイヤルは被災地の方々が録音した安否情報等を、
その他の地域の親戚や友人の方などが再生することができます。

◆利用可能な端末
 NTTの一般電話
 携帯電話
 PHS
◆蓄積伝言数
 1電話番号あたり1〜10伝言
◆録音時間
 1伝言30秒以内

◆伝言保存期間
 2日間(48時間:自動消去)

【伝言の録音方法】

 「171」にダイヤルしガイダンスに従って次の操作をする 
 「1」(録音)をダイヤル 
 「市外局番からの電話番号」をダヤアル 
「30秒以内の伝言」を入れる

【伝言の再生方法】

 「171」にダイヤルしガイダンスに従って次の操作をする 
 「2」(再生)をダイヤル 
 「市外局番からの電話番号」をダイヤル 
「30秒以内の伝言」が聞ける


   東海地震   防災・危機管理 e−カレッジ(総務省 消防庁)

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